真赤人形

深く沈んで・・・・
お願い夢を見させて
一人で泣かせて
でもたった一人きりだと解ったら
よけいに涙をながしてしまう
あぁどうしよう
哀れみの目で見るのなら
小ばかにしたように見るのなら・・・
この手を掴んで
なにも進んではいないから
進みたいと願うから
連れ出して欲しいと一層に願う
痛い青
流れ出して
アタシを深く沈めた
もぅぼやけた視界でしか前が見えないよね
手をひいて
迷わないように導いて
ワタシは唄うから
此処にいるって叫ぶから・・・
　
　　　
　　　
『蝶はそうやっているといい女なのにな』
（は？怒らせたいんかおっさん）
学校の教師に言われたりした今日この頃。
『話さなければ〜〜〜解読不能〜〜』
（おぉ〜いおいおい、否定してんのかい？アタシを
全部でワタシですよ。全部で。刺すよ？）
『それは蝶をけなしてるのかしら？』
『いやぁね、〜〜〜〜話しは続く〜〜』
　　
↑と、まぁこんなかんぢ
話さなければってなんですか。君。
えぇえぇ、騒ぎますとも。
活発な少女ですもので。
笑いをとるのが好きですわ。
笑顔が好きなもので。
アタシは良くない人種なの。
だから頭にきてしまったのよ。
吃驚したのもありましたが、だんだんと怒りを覚えた蝶。
でも激怒！！とかのレベルではありませんことよ。
（はぁ？）
ぐらいのかんぢ。
もともと教師が嫌いな蝶さんは余計に腹立たしくなってしまったのでしょう。
友達から言われたのであれば
『あら？そう？
惚れられちゃったかしらぁ♪どうしましょぅ♪』
っておどけていますでしょうに。
はぁ。
全部がワタシなんですの。
断片のワタシなど何の意味も持たないわ。
此処にワタシが存在するのは中身と外見があったから。
ねぇ？どんな価値判断なの？教えてよ。
ワタシも判断してあげる。
値段つけてあげるよ。
・・・。（馬鹿馬鹿馬鹿・・・。蝶は本気でお馬鹿さんなんだね・・・・）
　　
　　
　　
　　
八転び七起き。
一回負け。ごめんなさい。

昨日の決意もむなしく今日の血は笑った
昨日の自分にゴメンなさい
もうしません。


　　
『これ何で切ったの？』
（あぁーうー。・・・・。えっと・・・（汗））
『引っかいたの？』
（おっ！）
『そう。ひっかいちゃったの。きゃん』
『蝶の血って真っ赤なんだな』
『あぅ？』
↑是も同じ教師との会話。
血が紅いなんて言われたのは初めて。
たいてい
『ひぃーいたそぉ。』
こんな程度だし。うん。
血が紅いか・・・。
切り口からにじんでるもんね。
しかし見えないようなところにつけた傷が見えているとは
不覚ですわ・・・（くちおしや・・・）
切ったっていっても昨日決意分発表したばかりだから
ちっちゃいので我慢したんですの。
いやなことあったから刃物に頼るしか感情の消化場所がなかった・・・
でももうしない。
約束。
ね？ね？
弱くなるな。弱くなるな。
　　
頑張っちゃおうかしらね（微笑）
　
　
　　
　　
矛盾屋な蝶へ
嘘吐きなワタシより